技術的ひとりごと(備忘録)

いろいろな備忘録的な何か

外部サーバ上の領域をOwnCloud上で見せる方法

  1. 問題
    • OwnCloud には External Storage Support という apps (アドオン的なもの) が用意されており、SMB/CIFS、NFSFTP 等で公開されている領域を、OwnCloud上のフォルダとしてみせることができる。
    • 試しに使ってみたのだが、イマイチ使い勝手が悪かった。
      • CIFS → 大きなファイルを落とそうとすると、リンククリックからダウンロード開始まで長時間待たされる。
        • ローカルにオリジナルファイルのコピーを作成してから、転送する動きになっているようだ。
      • SFTP → 大きなファイルを落とそうとすると、ダウンロードの途中で通信が切れる。
        • 理屈は不明だがかなりの頻度で発生しており、まともに使えない。
      • 全方式共通 → Exter Storage Support でマウントした領域に置かれている音楽データは、id3タグが正しく読み込まれない。(不明なアーティスト扱いになる)
  2. 回避策
    • OwnCloud を導入した環境は Debian on 自作PC だったので、外部サーバの領域をCIFS(autofs利用)やNFSで直接マウントすることにした。
    • OwnCloud_install_dir/data/username/files の配下にマウントしたフォルダのシンボリックリンクを作成すると、username でログインした時に外部サーバの領域を参照できる。
    • このやり方の場合、音楽データのid3タグの情報は正常に取得できる。