技術的ひとりごと(備忘録)

いろいろな備忘録的な何か

Windows 10 マルチホーム環境でCIFSアクセスが遅い

  • 構成
    • 部屋AのPC(PC①) : Win10、インターネット接続用NW(NW#1) と 自宅内NW(NW#3) に接続
    • 部屋BのPC(PC②) : Win10、部屋B内のLAN(NW#2) と 自宅内NW(NW#3) に接続
    • ルータ: NW#1とNW#2を接続、NW#1→NW#2の通信は素通し、NW#2→NW#1の通信はNAPTしている
  • 背景
    • PC① から NW#2 に直アクセスしたいニーズが有るため、ルータにVPN接続し、NW#1のIPをもらっている
    • ただし、PC① から PC② への CIFSアクセスについては品質の観点から NW#3 を使っている。(NW#3のIPを使ってアクセスしている)
  • 起きた事象
    • 上記ルータにVPN接続していない状態で、PC②の CIFS共有フォルダにアクセスすると待ち時間0秒でファイルアクセスできる
    • ルータにVPN接続した状態で、PC②の CIFS共有フォルダにアクセスすると、ファイルアクセスに数秒~数十秒の街が発生する。
      • 待ち時間は周期的に発生する。CIFS共有上の動画ファイルを再生すると頻繁にバッファリングが発生してまともに見れない。
  • 切り分け状況
    • VPN未接続時は NW#3 側に SMB 関連のトラフィックが流れているが、VPN接続すると流れていないように見える(どうやってアクセスしているか謎)
    • VPN未接続時の通信は IPv6 で流れていた。(NW#3経由)
  • 対応
    • PC①からPC②にアクセスする際のアドレスをIPアドレスからコンピュータ名に変更すると、VPN接続時においても待ち時間がなくなった。
  • 原因
    • CIFSクライアントの仕様。
    • CIFSアクセスする際のパスをIPアドレスで指定すると、想定外のI/Fを使って通信してしまうケースが有るとのこと。(何でだ!)
    • 参考